NPO給排水設備研究会

給排水設備研究2018年10月号

2019年1月8日

特集:給排水衛生設備のBCP対策

Measures Against Business Continuity Plan in Plumbing System

1995年の阪神・淡路大震災、2011年の東日本大震災、2016年の熊本地震に続き、本特集号を企画して間もなく、期せずして発生した北海道胆振東部地震、さらには記録的な豪雨や過去最強の暴風をもたらした台風7号・21号など、多くの台風が日本を襲いました。これら地震の発生や台風の上陸により、洪水や土砂災害、大規模停電など甚大な被害を受け、新聞やテレビのニュースなどでその被害状況を目の当たりにするたび、防災の必要性を改めて強く感じさせられました。 本号では、給排水衛生設備のBCP対策をテーマに、様々な視点からの防災の考え方と今後の課題のほか、建物用途ごとの対応事例について特集いたしました。 巻頭言として、想定をはるかに超える大規模災害に対して、給排水設備等において今後配慮すべきことを我孫子様に執筆頂きました。次に、上水道施設・下水道施設の災害時での被害状況、災害時の飲料水の確保と排水の対応に関して、被害状況に応じた様々な対策例を岡田先生に執筆頂きました。続いて、災害時でも水洗トイレを継続して使用できるようにするための給排水衛生設備に対する提案を加藤様に、災害時での雨水利用の有効性とその事例紹介を大西様に執筆頂きました。 さらに、建物用途ごとのBCP対策の事例紹介として、宮良様に「マンション被災時の在宅避難3日間のための設備被害診断と運用ノート」、金谷様に「病院における給水、排水に対する考え方」、百田様に「東京電機大学東京千住キャンパスにおける災害対策」、渡辺様に「都市の再開発による高度防災化」、佐藤様に「大手町フィナンシャルシティグランキューブにおける災害対策」について執筆頂きました。 1. 巻頭言:「想定外」被災に備える設備の課題—(株)ジェス 我孫子義彦 2. 災害時の給水と排水について—東北文化学園大学 岡田誠之 3. 災害時の水洗トイレ継続を考える—NPO日本トイレ研究所 加藤篤 4. 災害時の雨水利用—(公社)雨水貯留浸透技術協会 大西和也 5. マンション被災時の在宅避難~設備被害診断と運用ノート~—(一社)日本建築設備診断機構 宮良拓百 6. 病院における給排水衛生設備の防災対策—(株)日建設計 金谷靖 7. 東京電機大学東京千住キャンパスにおける省エネルギー対策と減災対策について—東京電機大学 百田真史 8. 都市再生における防災に関するヒルズの取り組み「逃げ込める街づくり」—森ビル(株) 渡辺荘児 9. 大手町フィナンシャルシティグランキューブにおける給排水衛生設備のBCP対応—(株)三菱地所設計 佐藤友昭   『給排水設備研究』は、NPO給排水設備研究会会員に配布される雑誌です。会員になっていただければ会費(入会金1,000円、年会費6,000円(正会員、学生会員は3,000円))のみで購読できます。企業・団体の賛助会員も募集しています。詳しくは、組織概要・入会案内をご覧ください。

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