技術懇談会 温泉旅館の水光熱消費量の現状とCO2排出量抑制対策(事業委員会、9月9日)

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 COP21で世界196カ国・地域による地球温暖化防止対策の新ルール「パリ協定」が採決されました。先進国・開発途上国も全ての国・地域が努力をするとした歴史的な合意です。我が国の削減目標は2030年度の温室効果ガスを2013年度比で26%減として、さらに2050年には80%減らすとする長期目標が閣議決定されています。このような状況において、 CO2排出量の削減に繋がるサービス産業の省エネルギー対策は遅れており、温泉旅館ではほとんど手がつけられていないのが実情で、国家プロジェクトとして旅館の実態調査が行われることになりました。そこで今回は公益社団法人国際観光施設協会による全国90軒の旅館の設備診断と水光熱消費量調査の結果に基づき、温泉旅館の水光熱消費実態、省エネ対策および設備改修によるCO2排出量の削減例などについて解説します。

1.日時:平成28年9月9日(金)14:30〜17:15
2.会場:汐留ビルティング24階  TOTO(株)食堂内
〒105-0022 東京都港区海岸1丁目2番20号JR浜松町駅北口より徒歩2分、北東側斜向い側のビル
3.プログラム:
挨拶 事業委員長 飯塚 宏
講演 (公社)国際観光施設協会 理事 小川 正晃(ユニ設備設計)
(1)温泉旅館の現状と設備システムの特徴
(2)水光熱消費量とCO2排出量の実態
(3)水光熱浪費の原因
(4)設備改修例
① ランニングコストを半減した温泉旅館の例
② 浴槽ポンプの回転数制御による電力消費量削減例
③ 浴槽放熱量を減らして重油使用量を削減した例
④ 低温温泉掛流し浴槽の改修による省エネルギー例
⑤ 温泉浴場排湯利用ヒートポンプ加熱システムの例
(5)質疑応答
(6)懇親会(自由参加) 17:30〜
4.懇談会参加費:2,000円(懇親会参加費:3,000円)
5.募集:60名
6.申込方法:巻末の「行事申込書」に必要事項をご記入の上、事務局までお送りください。また「NPO給排水設備研究会Facebookページ」からも申込みできます。